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青木学園に入塾したのは6年生の5月。最初に志望した中学校は頴明館中学校でした。
僕が青木学園に入塾したのは6年生の5月、春期講習会は日能研に通っていいましたが自分には合わないなと思い日能研への入塾はやめて他の塾を探している時に10年前に青木学園から開成中学校に合格した卒業生から青木学園を勧められて青木学園に入塾しました。最初に志望した中学校は頴明館中学校でした。しかし、最初の組分けテストの過去問題での偏差値は34。中学校受験がいかに厳しいものかを思い知らされました。
青木学園では毎週テストがあったので「テストで一位を取りたい!!」と思い勉強に励みました。その甲斐あってAクラスで一位に、また組分けテスト偏差値54を取ることができました。家での勉強では社会のサブノート10回分コピーしてもらい、とにかく書いて書いて覚えました。また全くやっていなかった歴史はマンガを繰り返し読んで知識をつけました。こうして夏休み前の合判テストでは偏差値57と頴明館を上回ることができました。
そこでもう少し学校のレベルを上げ浅野、海城レベルの学校を目指すことにしました。夏の合宿の決断宣言でも第一志望は浅野にしました。しかし、9月に入り駒場東邦の文化祭に行き、気に入りましたがその頃の合判テストの成績は4教科で59前後。特に算数は思うように点数が取れませんでしたので算数にかける時間を増やすことにしました。4回目の合判テストでは算数の偏差値は60にまで来ました。4回目の合判テスト以降の青木学園の授業はすべて駒場東邦の過去問題を解くことになりました。駒場東邦の過去問では今まで順調だった社会も点数が取れず、国語については120点満点中40点取れるかとれないかの点数でした。それも得点の半分は漢字による得点で文章問題はほとんど解けない状態でした。
それでも青木先生が教えてくれた「一点集中」という言葉を信じ志望校を駒場東邦に絞り過去問を解き続けました。青木学園では受検直前は先生も総動員で僕は青木先生の国語の個人授業を受けることになりました。そうすると国語の「文章の意図」が分かるようになり文章問題の得点がかなり上がるようになりました。そして受験当日。個人的には算数がむずかしかったですが、合格しました。「もう一度駒場東邦の門をくぐることができる!」と思うととてもうれしかったです。
駒場東邦の入試傾向分析
駒場東邦は算数と記述が決めて!
算数
平成17年度より試験時間が50分から60分に。 計算を含む小問4題に続いて大問3題の構成の年と、すべての問題が小問を含む応用問題の年度と2パターンがある。
出題範囲としては「図形」と「数の性質」「規則性」からの出題の割合が高くなっている。特に図形の問題では「全ての分野の問題図形と結びついて出題される可能性がある」と言える。かなりの思考力を必要とする応用問題である。
平成10年度入試問題の様な「超難問」は見られなくなったものの「駒東算数」を制覇するためには日ごろからの準備が欠かせない。また、途中経過を記述させる点も特徴的なのでその点の注意も必要である。
国語
算数と同じように17年度より入試時間が50分から60分に延長された。長文読解はかなり長めの物語文一題の構成である。文章は長めだが60分の時間を考えれば時間的には余裕を持って当たれるはず。
他の物語文を出題する学校と同様、深いところまでの心情把握、さらに読み取った内容を説明する高度な記述力が要求される。
記述問題は「100字、50字、30字」といったパターンが多いようである。「100字記述」については訓練が必要と思われる。漢字の書き取りも15題(又は20題)出題される。漢字の取りこぼしは致命傷となることが多いので要注意である。
理科
入試時間が平成17年度より30分から40分に延長された。大問5題前後の構成で、各分野からまんべんなく出題されるが特に天体分野では「星・星座」が特に多く出題される。
気体の熱変化についての実験観察問題」も多く見受けられ要注意分野である。グラフや表を読み取りながら実験の内容を理解する実験観察問題が中心である。「高い思考力・計算力が求められます。問題量も多いので時間配分に注意が必要である。
社会
理科同様平成17年度より試験時間は40分。歴史分野が単独一題、地理・歴史・公民分野に「環境問題・時事問題」を絡めた「複合問題」が一題の大問二題の形式が定着してきている。
解答の形式としては「記述形式」の解答が多く、2~3行にわたって記述させる本格的な記述問題が何問か含まれる。正確な知識に加え、与えられた図表、グラフ、歴史史料の情報をもとに考えて答える力が要求される。本格的な記述に備えた対策が必要である。
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